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凝・妖息 ミニ茶碗

Condensed Yao Breath Mini Tea Bowl

潘譽丰 Pan Yu-Feng

丙午 2026

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**凝息釉系|夢泡凝釉**
**ぎょうそくゆうけい | むほうぎょうゆう**

凝息釉系は、潘譽丰によって展開された現代におけるオリジナルの釉系である。

それは単一の釉色や表面効果を目的とするものではなく、
ある条件の上に成り立っている。

すなわち、異なる物質状態を同一の時間に共存させ、
未完の変化をそのまま留めることである。



焼成の過程において、
釉は軟化と流動の臨界状態へと入り、
気体は生成され、膨張し、移動する。

一部は逸散し、
一部は釉層の中に包み込まれ、滞留する。

同時に、胎土内の成分は高温によって引き出され、
内部から滲出し、釉と交わり、融合する。

そのため、色は表面に留まるのではなく、
内部から駆動されて現れる。



このシステムにおいて、
胎・釉・気は分離された層ではなく、
相互に作用する一体の構造である。

胎は内部の源を担い、
釉は流動と包覆の界面を形成し、
気はその中で圧力と空隙を生み出す。

三者が同時に作用することで、
器物は固体・液体・気体のあいだにある状態を呈する。



夢泡は、凝息釉系におけるひとつの顕現である。

気体は流動する釉の中に滞留し、
膠質に近い構造を形成する。

境界は曖昧であり、内部には持続的な張力がある。

赤は表面に施されたものではなく、
胎土の内部に由来し、
流動と圧力の中で引き出され、
釉の中に留まり、あるいは滲み出る。

そのため、色は内と外の双方に同時に存在し、
不安定で変化し続ける層を形成する。



凝息は変化を止めるものではない。

それは変化を、未完の位置に留めるものである。

気は完全に消散せず、
液は完全に流れ尽きず、
内部と表面は完全に分離しない。

異なる状態が同一の時間に重なり合い、
持続的な緊張を帯びた存在となる。



使用の中で、
これら保留された状態は再び起動される。

温度、湿気、光が器に入り、
釉層の細部は現れたり、隠れたりしながら、
表面に変化を生じ続ける。

器物は単なる外殻ではなく、
なお作動し続ける内部を持つ存在となる。



凝息釉系は自然を再現するものでも、
既存の材質を模倣するものでもない。

それが構築するのは、ひとつの条件である——
異なる物質段階を同時に存在させ、
時間を未完のまま留めるための条件である。



**凝息とは、変化を未完の中に留めることである。**

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